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電卓のボタンをおすと、中に電気が流れます。ボタンごとに、ちがうところに電気が流れるので、中の回路ではこれをみて、入ってきた数字をひとつずつ機械のことばに置きかえます。 |
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機械のことばは、スイッチの「オン」と「オフ」の2つだけで数をあらわします。なぜなら、電卓はスイッチを押したオン(電気が流れている)状態とスイッチを押していないオフ(電気が流れていない)状態の2種類しかないからです。この「オン」と「オフ」の2つを、それぞれ1と0に置きかえて、電卓は数を数えているのです。電気で動く機械にとっては、その方が計算しやすいからです。
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電卓の中では、1は「オフ、オフ、オフ、オン」(0001)、2は「オフ、オフ、オン、オフ」(0010)というように、スイッチのきりかえの組み合わせで数を表しています。
入力された数字は、記憶回路にためられてほかの数字や次の命令(+、−、×、÷など)がくるのを待っています。 「+」がおされるとたすための準備(じゅんび)を、「−」がおされると引くための準備をします。
そして、最後に「=」がおされると、計算をするための電子回路がものすごい速さでオンとオフをくりかえして、答を出します。たいへんな速さなので、わたしたちにはすぐに終わったようにみえます。
計算が終わると、「オン」と「オフ」が長くつながった機械のことばは、人に見せるためにもう一度、ふつうの数字にもどす回路を通って、液晶ディスプレイに数字として表示されます。
ここから先はちょっと難しいかもしれませんが、機械のことばに関係する数字のお話です。
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